皮脂の分泌が過剰になると、毛穴をつまらせることにより白ニキビ(面ぽう)が形成されます。白ニキビから、炎症性の赤ニキビが繰り返し起こります。
ニキビ治療は、赤ニキビ対策のみでは不十分で、元となる白ニキビ対策が重要です。
治療は、程度や肌質にあわせて
① 白ニキビ治療薬の継続使用
(毛穴のつまりを溶かす外用剤:ディフェリン・ベピオ・エピデュオ)
② 赤ニキビ治療薬の適時使用
(内服抗菌薬:ミノマイシン、ビブラマイシン、ルリッド、ファロム、外用抗菌薬:ゼビアックス・ダラシン・アクアチム等)
の組み合わせで行います。
思春期ニキビは、デコボコ肌にならないよう早期に適切な治療を始め、継続することが大切です。毛穴がつまり始め、白ニキビがみられるようになったらご相談ください。
頑固な大人ニキビは、上記治療に加えて、生活習慣やスキンケアの見直し、男性ホルモンの働きをおさえる内服薬(アルダクトン)の併用を検討する場合もあります。
また保険診療に加え、毛穴のつまりを溶かすケミカルピーリング(自費治療)も有効です。